顔面神経麻痺の患者さまへ
ある日突然、顔が歪んで動かなくなる。ほとんど変わっていないのに病院では『つぎは1ケ月後です』と言われてしまう。多くの顔面神経麻痺の患者さまが不安をかかえて当院にいらっしゃいます。
でも、ご安心ください。名古屋市瑞穂区の更紗はり灸院におまかせください。
顔面神経麻痺の
患者さまへ
ある日突然、顔が歪んで動かなくなる。ほとんど変わっていないのに病院では『つぎは1ケ月後です』と言われてしまう。多くの顔面神経麻痺の患者さまが不安をかかえて当院にいらっしゃいます。
でも、ご安心ください。名古屋市瑞穂区の更紗はり灸院におまかせください。
確かな技術でサポートします
更紗はり灸院では、顔面神経麻痺リハビリの第一人者である東京北医療センターの栢森良二先生のリハビリを鍼灸施術に組みいれています。
鍼灸で顔面神経麻痺の回復をうながすだけでなく、日常生活でのご注意や患者さま自身で行うトレーニングをアドバイスして、患者さまの不安が解消できるよう全力でサポートします。お困りでしたら今すぐご予約を!
鍼灸が顔面神経麻痺に効果があるのか疑問に思っている方、ご安心ください。大学病院でも顔面神経麻痺に鍼灸を取り入れています。
東京大学医学部附属病院 / 東京女子医科大学 / 埼玉医科大学病院
名古屋市内では推定で毎年130人ほどの方が重度の顔面神経麻痺になられています。
当院への顔面神経麻痺でのご来院人数は
・2023年 34人
・2022年 29人
・2021年 25人
顔面神経麻痺に対する鍼灸の認知度は年々上がっています。
参考までに、東京大学医学部鍼灸部門では2022年29名、東京女子医科大学東洋医学研究所では年間30名の実績です。
患者さまのお声
ご来院までのアドバイス
顔の動きが変だと思ったら、まずは1分1秒でも早く病院を受診してください。
・脳梗塞や脳出血の恐れもあります。ためらいが命取りになります。
・顔面神経麻痺の場合でも、早くにステロイドや抗ウィルス薬を投与するほど麻痺が軽く済みます。鍼灸は投与が済んだら始めましょう。
・早く回復させる目的でいろいろな顔の表情を無理につくることや、顔を引っ張ることは今すぐ止めましょう。神経が再生する初期に表情トレーニングをすることが後遺症の原因になることがあります。表情トレーニングは適切な時期に始めます。
・眼を開ける時には、無理に眉を挙げないようにします。
・しゃべる時や食事の時には、できるだけ眼は大きく開いたままにします。
・まばたきする時には、口を動かさないようにします。
・眼を強く閉じたり、口を力いっぱい横に開いたり(ニッコリしたり)しないようにします。表情をつくったり顔を動かす時は、軽くゆっくりと動かします。
顔面神経麻痺の鍼灸施術
顔面神経麻痺の原因
顔面神経は脳から出発し左右の耳たぶの後ろで頭蓋骨から表に出て顔の方にいき顔を動かします。これが脳や神経の途中で障害されると顔面神経麻痺を起こします。代表的なものはヘルペスウィルス(帯状疱疹ウィルス)によるラムゼイ・ハント症候群、原因不明のベル麻痺(現在では口唇ヘルペスウィルスが原因とみられています)です。病院では抗ウィルス薬とステロイドを中心とする薬物治療をおこないますが、なかには回復がおもわしくないことがあります。
そうした薬物治療の後の回復がおもわしくない方でも、鍼灸により回復がうながされます。
当院の顔面神経麻痺鍼灸
麻痺側の顔面神経と表情筋にはたらくツボ13ケ所で顔面神経の再生をうながします。病的共同運動を誘発させないよう通電はしません。ヘルペスウィルスが暴れだす原因となった体調不良も整えます。週に1~2回(軽症~重症)施術していきます。
鍼灸にプラス
『日常生活で気をつけること』『表情筋をゆるめるマッサージ』『顔の動きを回復する表情トレーニング』『病的共同運動を抑えるトレーニング』もお伝えします。
特に各患者さまの状態に合わせた表情トレーニングと鍼灸を並行することが大切で、鍼灸だけや表情トレーニングだけよりも高い回復が期待できます。
正しいトレーニングのやり方を細かくお伝えします。自己流のトレーニングでは悪化する恐れがあるのでお気を付けください。
回復具合の検査が大切!
顔面神経麻痺は治療しなくてもある程度は回復するため鍼灸の効果が判断しづらい病気ですが、回復具合は表情筋スコアという点数で確認することができます。回復具合を定期的にチェックして『回復が順調なのか』『どこの動きが悪いのか』『どこの回復が遅れているのか』を必ず過去のデータと比較して確認しなければなりません。
当院では過去204名の患者さまを定期的に検査して回復具合をグラフ化して積み上げています。
初回はそのグラフをもとに、回復見込みとおおよその施術期間についてお話します。
いつ始めればいい?
ステロイドの投与が終了するまでは医師による手術要否の診断に障りがありますので控えましょう。投与が終了してから1週間ほどしても麻痺が強いようでしたら始めましょう。発症から14日間は施術しないでおきます。それからでも遅くありませんので大丈夫ですよ。
始める時期が遅くなると回復が悪く、発症から3ヶ月を過ぎていると効果が得られにくくなります。
当院での麻痺回復例
当院で鍼灸施術をしたベル麻痺の患者さまの回復経過の一例をお見せします。
縦軸は表情筋スコアで40点満点、横軸は発症からの日数です。
橙色の『治癒群』は病院での投薬だけで38~40点の回復だったグループの平均です。
灰色の『回復良好群』は同様に32~36点。
黄色の『回復不良群』は30点以下の回復です。
青色の『患者スコア』が当院の鍼灸患者さまの経過です。
57歳、発症55日目に始めて来院されたときは12点で『回復不良群』でした。週2回の鍼灸で1ケ月後には21点で『回復良好群』にあがり、5ケ月後には38点で『治癒群』レベルまで回復して笑顔を取りもどすことができました。
(注)村上信五先生のBell麻痺患者の麻痺回復経過を参照
https://medicalnote.jp/contents/151207-000004-TYQXXR
施術のながれ
施術はまず、うつ伏せで背中と首肩部にあるツボにハリを打ち数分おきます。次に上向きで眼・口の周辺と頬部のツボ、肘・膝から先にあるツボにハリを打ち数分おきます。病的共同運動を誘発させないよう顔のハリに通電はしません。その後、顔面を温めます。
施術を週に1~2回(軽症~重症)継続していくと、徐々に顔の動きが戻ってきます。
ご来院時のお化粧は薄めにお願いいたします。
なぜ顔面神経麻痺を?
顔面神経麻痺に取り組むキッカケとなったのは48歳のTMさまでした。
発症から1ヶ月半にいらしてスコアー6点でした。この文章を書いている現在まででも最も重症の患者さまでした。左側がほとんど動かず、なかでも左眼が閉じられないのが苦痛で、それを強く訴えられていました。
それまでも幾人かの顔面神経麻痺を施術したことがあった私は、『だいじょうぶ、鍼をすればすぐ閉じられるようになりますよ』と励ましたのでした、安易に‥。それまでの患者さまは確かに閉じられるようになっていたのです。
1ヶ月経って顔の動きを確認すると、眼が閉じられるどころか顔全体のどこも良くなっていませんでした。TMさまが感じた絶望は計り知れないものだったでしょう。その後TMさまがいらっしゃることはありませんでした。
今でもTMさまほどの重症な患者さまをどこまで回復できるか分かりません。ですが、私がもっとしっかり顔面神経麻痺を解っていれば、TMさまを傷つけるようなことは無かったでしょう。後悔してももうTMさまを救うことは出来ないのですが、その後の患者さまに二度とこのようなことが無いようにと顔面神経麻痺とその患者さまに向き合い、施術成績を積み重ねて、患者さまに安心して頼っていただけるようにと努めてまいりました。
残念ながら患者さまがご満足いただけるまでに回復できないこともあります。ですが、その中でも少しでもより元の笑顔に近づけるように、少しでもご納得いただけるようにと、日々努力しております。
今はこんな患者さまが
名古屋市在住 女性44歳
3カ月ほど前に左顔面神経麻痺を発症。来院時の表情筋スコアは14点で重症です。病院でのリハビリはあるもののあまり回復せず、鍼灸で改善できないかとご来院くださいました。
元の笑顔をめざしてがんばっていきましょうね。
顔面神経麻痺のコラム
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