小児顔面神経麻痺の回復例
小児顔面神経麻痺の
回復例
小児ベル麻痺の回復例
当院で鍼灸施術をした小児のベル麻痺の患者さまの回復経過例をお見せします。
縦軸は表情筋スコアで、横軸は発症からの日数です。
橙色の『治癒群』は成人において病院での投薬だけで38~40点の回復だったグループの平均です。灰色の『回復良好群』は同様に32~36点、黄色の『回復不良群』は30点以下の回復だったグループの平均です(注)。いずれも小児のスコアではありませんので参考値としてください。
青色の『患者スコア』が当院の小児患者さまの経過です。

9歳、発症16日目に始めて来院されたときは21点(40点満点)でした。週2回の鍼灸で2週間後には40点となり笑顔を取りもどすことができました。

3歳、発症31日目に始めて来院されたときは16点(32点満点)でした。週1回の鍼灸で2.5ケ月後には30点となり笑顔を取りもどすことができました。(小児の場合は片目つぶりなどの表情ができないことがあるため満点を下げています。)

4歳、発症53日目に始めて来院されたときは13点(32点満点)でした。週1回の鍼灸で1ケ月後には26点で順調に回復していましたが、帰国のために中止となりました。

7歳、発症119日目に始めて来院されたときは18点(36点満点)で回復が遅れていました。週1回の鍼灸で2ケ月後には28点になりましたが、帰国のために中止となりました。虚弱体質の患者さまでした。

8歳、発症44日目に始めて来院されたときは13点(36点満点)でした。週2回で10ケ月あまり鍼灸を続けて30点までは回復しましたが、残念ながら口元に麻痺が残ってしまいました。
小児ハント症候群の回復例
当院で鍼灸施術をした小児のハント症候群の患者さまの回復経過例をお見せします。

5歳、発症58日目に始めて来院されたときは16点(32点満点)でした。週1回の鍼灸で2ケ月後には30点となり笑顔を取りもどすことができました。(小児の場合は片目つぶりなどの表情ができないため満点を下げています。)
(注)村上信五先生のBell麻痺患者の麻痺回復経過を参照
https://medicalnote.jp/contents/151207-000004-TYQXXR